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by GR-1s 新宿



 「新宿」と書いてあるのは、今回の写真展用に撮っていた写真です。
 これも展示しようかどうか迷った1枚。しばらくはそんなシリーズが続くことでしょう。


 さて、坩堝への道(通称:裏坩堝)も2回目です。今回は写真を撮るということ。

 会場が決まってテーマも決まった。さて、次ぎは何をするかだけど、企画を練りつつ
写真を撮り始めるワケです。
 企画についても、これは大切な要素なので、また別の回に書こうと思います。


①ストック出しか、撮り下ろしか

 写真展に展示する写真のパターンとしては、大きく分けて2パターンあると思う。
 1つは、テーマを決めて、それに沿った写真を新しく出すやり方。
 もう1つは、それまでに撮り溜めた写真(ストック)の中からテーマに沿った写真を
出すやり方。

 個展であれば、1つのテーマを何ヶ月も何年も満足いくまで撮り溜めて出すやり方
が適してるのではないか?と思うのだけど、今回は2人展だったので、テーマを決め
てから撮ることにした。
 
 企画の話にも通じるところなのだけど、今回の写真のルールとして、「完全撮り下ろ
し」の写真で出すことを決めていた。
 それは、ぼくと豆腐の写真の撮り方が似てることもあったし、二人とも毎日のように
blogに写真をアップしていたので、見なれた写真よりも完全撮り下ろしの方が、見る人
の期待感も高まるのでは?との読みから、そのようにした。


②撮る枚数、撮った時間。
 今回、写真を撮った時期は、9月の下旬から1月の上旬まで。
 恐らくぼくも豆腐もフィルム100本前後撮ったと思う。
 撮る時間は主に週末を使って昼から夜にかけて撮った。

 元々普段から2人とも撮る量は少ない方ではないから驚くべき本数ではない。
 しかし、写真展に展示するとなると正直これでも足りない部分はあったと思う。
 撮りすぎて困ることはないのだ。
 
 どんなジャンルの写真展であれ、納得の行く写真が撮れるまでは撮るべきだろうし、
 時間が限られているならば、トコトン時間を作ってギリギリまで撮るしかない。
 ここで妥協したら全て終りだ。フィルム代がぁ~、とか言ってる場合じゃない。確かに
出費は痛いのだけど(笑)
 
 その結果、今回は一人3000枚以上は確実に撮ったと思う。
 その中で使える写真なんてフィルム1本につき、1枚あるかないかくらいだ。
 いずれにしても、どのような写真展でも、要となる写真についてはベストを尽くして欲し
いと思う。


③撮ることの総括。

 今回思ったのは、これだけ新宿を撮って、途中で飽きたりもしたのだけど、アガリを
見たときに、まだまだ撮りたいと感じたのだ。そして、自分の撮れなさ加減に情けなさ
を感じたし、もっと撮れると思った。
 時間がなかったので、ある程度のところで打ち切らざるを得なかったのだけど、本当
なら、今回展示した写真がガラッと変わっていた可能性は十分にある。

 そして、以前からぼくが言っている「量なくして質はありえない」ということを体感した
のがとても大きい。
 想像してみて欲しい。自分が写真展をやる。会場のイメージもコンセプトも企画も考え
た。そのイメージ通りに空間を埋める主役は当然写真だ。
 そんな大切な写真なのだから、やっぱり撮れるだけ撮りたいと思わないだろうか?
 今回、3000枚を撮って感じたのは、やっぱり量があって初めて質が存在するという
ことであり、これだけの枚数を撮ったからこそ、あの15枚の写真が出せたことは間違い
ないと実感している。


 さて、順番が前後してしまった感じもするけれど、次回は企画・イメージ・プランニング
の話などをしてみようかな。

 
 

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